こんにちは、今回は振動測定について紹介します。
振動における主要な要素には
固有振動数(1秒間当たりに振動する回数)
減衰(時間と共に小さくなっていく振幅の程度)
固有振動モード(振動箇所や方向などの形状)
があります。
これらを把握する手法の一つは実物による振動測定です。写真
-1に振動測定機器を示します。①インパルスハンマー、②加速
度センサー、③周波数分析を行うFFTアナライザー、④専用結果
処理ソフトから構成されます。
写真-2は測定状況を示したものです。加速度センサーを測定
対象物(今回はアルミ板、700×2100mm)に取り付け、ハンマ
ーでアルミ板を軽く叩きます。ハンマーによる加振力とセンサー
からの応答加速度をFFTアナライザーにて測定し、データを専用
ソフトで処理することで固有振動数、減衰及び固有振動モードを
求めます。
振動における主要な要素には
固有振動数(1秒間当たりに振動する回数)
減衰(時間と共に小さくなっていく振幅の程度)
固有振動モード(振動箇所や方向などの形状)
があります。
これらを把握する手法の一つは実物による振動測定です。写真
-1に振動測定機器を示します。①インパルスハンマー、②加速
度センサー、③周波数分析を行うFFTアナライザー、④専用結果
処理ソフトから構成されます。
写真-1 振動測定機器
写真-2は測定状況を示したものです。加速度センサーを測定
対象物(今回はアルミ板、700×2100mm)に取り付け、ハンマ
ーでアルミ板を軽く叩きます。ハンマーによる加振力とセンサー
からの応答加速度をFFTアナライザーにて測定し、データを専用
ソフトで処理することで固有振動数、減衰及び固有振動モードを
求めます。
写真-2 測定状況
図-1はアルミ板の振動測定結果を動画で示したものです。一
方、図-2は同じアルミ板について、FEMにより固有値解析した
結果です。両者は固有振動数、振動モードともに良い一致をみせ
ています。このように固有振動数、固有振動モードを解析的に算
出することも可能です。
図-1 測定結果;66.5Hz
図-2 FEM解析結果;63.8Hz
大型精密構造体 設計・製造.COMでは振動測定サービスを
行なっています。振動測定による固有振動数、振動モードの把握
や振動に着目した構造体の改善提案などが可能です。半導体
製造装置や液晶製造装置などの精密製造装置において、固有
振動数を改善し、処理数量の向上に寄与した事例もあります。
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技術スタッフが対応します。